塾に行かずに英語の成績を上げる方法

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今現在、私は英語の先生をしていますが、だからこそ分かることがあります!それは…、英語は塾に行かずとも勉強することが出来る!ということ。(←こんなこと言っていいのか?(笑))

まだまだ、コロナ禍でいろんなことが制限されていますよね?だからこそ、この記事を参考に自宅学習で英語の成績を上げてみてはいかがでしょうか?お金の節約にもなりますしね!それでは本題に参りましょうー!

①:自分のレベルに合った単語帳を用意しよう!

まずは単語から!どんなに文法を極めようとも単語を知らなければ、単語の意味を推測するしかなくなってしまいます。(←実はこの推測する能力は受験英語ではものすごく重要になってくるのですが…、それは今回は置いといて。)

そして、単語に関しては「教科書で学ぶことは出来ないのか?」と言われれば、出来ることは出来るのですが、やっぱり受験を見据えると物足りないところ。だからこそ自宅学習での成績向上を目指すのならば単語帳は用意すべきです。学校が指定してくれる場合もあれば、指定してくれない場合もあると思います。指定してくれない場合、もしくは指定されているけれどもなんだか自分に合ってないな、と感じるのであれば単語帳を新調しましょう!(もともと持っている単語帳が合っていると感じているのであれば、わざわざ新調する必要はないですよ!)

出典:https://www.obunsha.co.jp/pr/target/

↑↑私が学生時代使っていたのはこのターゲット。「単語帳と言えば」というくらい有名ですよね!

出典:https://www.sundaibunko.jp/systan/index.html

↑↑これまた有名単語帳のシスタン。指定単語帳になっている学校も多いですよね!

載っている英文の質が素晴らしい!

↑↑周りに使っている人も多いのでは?!長文の中で単語を学ぶことが出来る速読英単語!長文も同時に学びたいという人にはお勧めです!

他にもいろんな種類の単語帳があります。まずは自分の手に取ってみてください。大事なのは自分が学びやすい単語帳かどうかです。「学びやすい」とは継続して開きたくなる単語帳かどうか、ということですよ!

ということで、自宅学習で英語の成績を上げることを狙うのならば、まずは自分のレベルにあった単語帳を用意することから始めてみましょう!

②:学校の文法参考書を大いに活用する!

英語の成績を上げるためには文法の勉強も必須。その際に必要となってくるのが、文法参考書です。ここで言う文法参考書とはいわゆる「Forest」とか「総合英語Be」とか「Breakthrough」みたいなもののこと。

みなさん、それぞれ学校で購入していますよね?これらの参考書、もちろん内容に関して言えば、難しめのことまで書いてあるものもあれば、簡単に書かれているものもあると思います。しかし、正直言ってしまえば超難関校を目指さない限り、どの参考書でも十分受験に対応出来ます。

なので、どの参考書を皆さんがお持ちなのかは今回は別として、重要なのは使い方!その使い方とは

「辞書」のように使用する

ということ。この使い方がベストだと私は思っています!そもそも分厚い参考書を読む、なんてこと自宅学習(一人)でやりたくなんかないですよね?!つまり、なにか長文もしくは短文を読んでいて、分からない文法に遭遇したら、これらの参考書を引くということ。もしくは学校の授業で理解出来なかった分野に遭遇したらこれらの参考書を引くということ。

決して、「隅から隅まで読み込んでやる!」なんて思わないでください(-_-;; 絶対に挫折しますから(笑)

ここまではOKでしょうか?それでは、もう一つ文法の勉強に関して大事なことを書きますね。それは

②’:参考書だけではダメ!文法問題集で知識の定着を図る!

いわゆるインプット・アウトプットのアウトプットに該当する行為を必ず行いましょう!ということです。知識は蓄えてばかりではダメ!文法問題集などを使ってアウトプットをすることによってようやく蓄えた知識が定着してくれます。

私が思うベストな文法問題集は、学校によって購入が指定される文法参考書に対応する問題集です。やはり問題の内容と参考書の内容が直にリンクしていると便利ですからね!

また、これらの問題集の一番いい点は記述式の問題が含まれているという点。受験生になると分かると思うのですが、受験英語はマークシート方式で構成されていることが多いです。その流れからなのか、受験生が手にする文法問題集も4択から構成されていることが多いです。(←この流れを変えるために、外部試験(英検・IELTS・ケンブリッジなど)を受験英語に導入しよう、という動きが最近いろいろ取り上げられていますよね)

時間のない受験生にはこういったマークシート方式の問題集は非常に便利だとは思うのですが、ぜひ、記述式も含まれている(学校指定の)文法問題集で知識の定着を図りたいところです!

もちろん、マークシート方式の文法問題集をやることはダメなことではないですからね!ただ、マークシート方式の問題集に取り組む際には「なぜ他の解答はダメなのか」ということを常に考えるようにしていきましょう。じゃないと何回かやっているうちに「この問題はこの答え」という感じで答えを覚えてしまいますからね。ぜひそこには注意して取り組んでください!

と、いうことで自宅学習で文法の勉強をする際には問題集も使って知識の定着を図る!という工程を忘れないようにしましょう!

➂:長文は英文構造の解説が載っている問題集を選ぶこと!

長文読解は近年特に重要視されてきています。共通テストを例に挙げるなら、テスト全体で約5,500語の英語が使われています。数だけ言われていもあまり想像つかないかもしれませんが、前年まで実施されていたセンター試験と比べると約1,200語も増えたそうです💦💦

もちろん受験がすべてとは言いませんが、やはり英語の成績を上げるためには、長文読解の勉強は無視できません。そして、自宅学習という観点からいうと、長文を勉強する際には注意点があります。それが、この章のタイトルにも出てきていますが、「英文構造の解説が載っている問題集で長文を勉強しよう」ということです!

なぜなら長文が読めるようになるためには、単語・文法はもちろんのこと、英文解釈(英文構造の把握)の力がとても重要になってくるからです。もちろん、教科書でもそういった勉強は出来るのですが、その際、英文構造の解説をしてくれる人物が必要になってきますよね?だからこそ、自宅学習のために長文問題集を選ぶ際には「英文構造の解説が載っている問題集を選ぶ」ということを大切にしてください。

一人で勉強しているとめんどくさいこと(長文の精読)には目をつむろうとするのが人間です。ですが、なんとなく読みばかりで読んでいると後々痛い目に合うのが英語です。特に内容一致問題などでは細かいところまで問われる問題も今後は出てきます。こういった細かいところまで読めるようになるためにも構造把握は出来るようにならなければなりません。

ということで、自宅で長文の勉強をする際には、英文構造がしっかり載っていて、一人で勉強する際の理解の一助に成り得る問題集を選んで勉強していきましょう!

④:リスニングが受験の鍵を握る!必ず音源(CD or ダウンロード)を用いてリスニング力を鍛えよう!

英語の勉強から切っても切り離せない分野、それがリスニングです!リスニングは長文同様、近年重要度が増してきています。そして、リスニングに関して言えば塾に通っていようともリスニング対策講座というものはあまりないのではないでしょうか?

だからこそ、他の人に差を付けたいのであれば、リスニングの勉強は大いにしておきましょう!

今後の受験はリスニングがカギを握る!

リスニングの勉強で絶対に必要なもの。それは音源(CD or ダウンロード)と英文です↑↑ これがなければお話になりません。英文とは長文問題集に載っているような英文のことです。では、音源を用いてどのように勉強するのか、基本的なやり方を見ていきましょう。

①’:スクリプトと音声を照らし合わせる

まずは、文字の力を借りて音と単語を確実に結び付けましょう。この作業をすることによって「この単語ってこうやって発音するんだ」と確認することができます。そして、練習を繰り返すうちに次に同じ単語を聞いたときにパッ!と単語が頭の中に思い浮かぶようになります。その他にも単語同士が繋がって発音される部分を確認することが出来たり、強弱の付け方も確認することができます。

②’:音読をする

文字の力を借りて、発音を確認するだけではダメです。それらの音を自分で口に出して練習することも大事。ましてや、英語の世界には「自分で発音出来ない単語は聞き取れない」なんて言葉もあります。①’で英文の発音を確認したらぜひ音読をして、自分で発音の練習をすることを心掛けましょう!

リスニングの勉強法には、その他にもシャドーイングやディクテーションなどといった方法もありますが、今回は省略します。(これ以上長くなるのは避けたいので💦)とりあえずはこの①’②’の工程はリスニングの勉強の際には確実にこなすようにしていきましょう!

⑤:英作文は一人では出来ない!学校の先生を大いに頼ろう!

自宅英語学習の最後の一つ!それは英作文の勉強です。英作を勉強するための問題集は数あれど、自宅学習で英作の勉強をするには限界があります。なぜなら、日本語と英語の表現の仕方は1対1の対応ではないからです。つまり、1つの日本文を英文に変換する際、その表現の仕方は複数あるということです。

問題集に載っている模範解答以外にも、もちろん答えに成り得る文章も出てくるというわけです。では、どうやって自宅学習で英作の勉強をするのか…。残された道は、近くにいる英語指導者に自分で作った英文を添削してもらう、という方法しかありません(^^;
(もちろん解答に載っている模範解答を暗記してしまう、という手もありますが…。)

では、みなさんにとって身近な英語指導者といえば…?学校の先生…ですよね?そして、学校の先生に質問するのはタダです(笑)なので、自宅学習で英作の勉強をする際にはぜひ学校の英語の先生を頼ってみて下さい。向上心の高い生徒に頼られたら先生だって嬉しく思うはずですよ!

それに、まだ実際どうなるかは分かりませんが、今後受験英語を民間英語試験(英検やTOEFLなど)に委託しようという動きもあります。それら民間試験ではライティング(英作)が必須です。それくらい英作の力も今後は重要になってきます!故に、自宅学習の際にもぜひライティングの勉強に力を入れてみて下さい!他の人に差を付けれる大きなチャンスですよ!

まとめ

今回は「塾に行かずに英語の成績を上げる方法」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか?今回書いてあったことを守って勉強していけば、自宅学習で英語の成績を上げることはそんなに難しいことではありません。むしろ、これらの方法が身に付けば、「英語って簡単だな」なんて感想すら持つことが出来るようになるかもしれません。ぜひ、コロナ禍なんかに負けずに自分自身を奮い立たせて、step by step で勉強にも励んでいきましょう!

みなさんのお役に立てることを願って_(._.)_それでは!

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