お子さんに英語を勉強してほしくてもなかなか本気で勉強に取り掛かってくれませんよね?そんな時はお子さんの興味をくすぐってみましょう。今回は僕が授業で実際に取り入れたことのある勉強法を実例でご紹介します。
興味をくすぐる
今回この勉強法を取り入れた生徒さんはこんな子⇓⇓⇓
☆中学3年生
☆英語がもともと嫌い
☆文法問題はそこそこ解ける
☆長文になると嫌いなためやる気を失う
☆ラノベ※が大好き
※「軽小説」を原義とした小説の分類名。明確に定義付けられてはいないが若者向け、読みやすい文体、アニメ絵の表紙をしている物などがそう呼ばれやすい。通称「ラノベ」。ラノベからアニメ化する作品も多い。
上述したようにこの生徒さん、どうしても長文になると英語が読めなくなってしまう(やる気が無くなってしまう)という傾向がありました。どうしたものかと思っていたのですが、ラノベが大好きということでしたので、
「はっ!!英語版ラノベを一緒に読んでみるのも楽しいかも!!」と思ったわけです。
人間興味があるものにしか本気になれませんよね?そして僕はこの生徒さんに英語そのものを好きになって欲しかったので、ラノベを介して英語への興味をくすぐってみたわけです。
ちなみにこのとき取り入れたラノベはこちら⇓
「ソードアートオンライン」
2022年、ユーザーによるベータテストを経て、世界初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」(SAO)の正式サービスが開始され、約1万人のユーザーは完全なる仮想空間を謳歌していた。しかし、ゲームマスターにしてSAO開発者である天才プログラマー、茅場晶彦がプレイヤー達の前に現れ…
勉強への入り口としての英語版ラノベ
実際この時初めて僕も英語版ラノベを読んでみたのですが、感想としては・・・
読みやすい!!(笑)
おそらく文法事項を教えてくれる人が近くにいれば中学生でも十分に読める!というのが感想です。また、この英語版ラノベの利点・難点としては下記のようなことが挙げられることがわかりました。
☆利点☆
①セリフだけでなく状況描写もあり、文法事項が学習しやすい。
②物語が面白いのでどんどん読みたくなり、英語の多読にはもってこい。(特に日本語版ラノベで内容を既に知っているのなら更に学習がしやすい。)
★難点★
英語指導者が近くにいないと難しい文法で書かれた文に直面した時フリーズしてしまう傾向がある。(この場合は難しいところは飛ばし読みをすべきor日本語版ラノベと照らし合わせてみる)
実際に授業に取り入れてみて
「え?!まじで?!このラノベって英語版出てるんですか?!」
「うわ!あのシーンなんて英語で書いてあるか読んでみたい!」
などなど、生徒さんの目がキラキラしてました!それにこんな嬉しい一言も言ってくれました!
「この本最後まで読んでみます!」と。
英語の長文に対してあんなに苦手意識を持っていた生徒が自ら英語で書かれた小説を読んでみる、という意識を持つことが出来たという結果になりました。
まとめ
勉強の入り口として興味のあるもので英語に触れさせることはとても有効です。今回はラノベを取り入れた実例をご紹介しましたが、ラノベでなくともお子さんの興味のあるもので英語に触れさせてみてはいかがでしょうか?目をキラキラさせながら勉強している様を見るのは保護者としても嬉しいものだと思います。
みなさんの参考になれば幸いです。それではまた!