家庭教師の適切な回数と時間

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家庭教師として各ご家庭にお伺いするのは、週1回1.5時間ということが多いです。この週1回1.5時間という数字、みなさんは少なく感じるでしょうか?普通でしょうか?それとも多く感じるでしょうか?

ご家庭によって感じ方はそれぞれ異なると思いますが、お子さんの普段の学習状態によって適切な回数・時間が違ってくるのが実際です。今回は私が英語専門の家庭教師ということもありますので、教える教科は英語1教科に絞りますが、それぞれのケースに分けて適切な回数・時間をご紹介していきたいと思います。また、ご家庭によって経済的な余裕も変わってくると思いますので、あくまで参考程度にご覧くださいね:-)

普段から勉強する習慣が身についている子

家庭学習の習慣が身についている子というのは、出された宿題やその日の見直しなどを自らしっかりと行ってくれます。英語にとって復習は最も大切な勉強の工程です。この工程が普段から出来る子は家庭教師にはわからないところを重点的に聞く、というスタイルを取ることが多いです。

こういった子の場合、わからないところや新たに学ぶべきポイントを教えることが授業の中心になりますので、週1回1.5時間の授業で十分対応が可能です。そして週1回1.5時間の授業でも十分成績向上が見込めます

勉強する習慣が少し身についている子

勉強する習慣が少し身についている子というのは、言われればやるけど、自らは気分が乗ったときしかやらないというタイプの子のことです。このタイプの子は宿題やテスト勉強などを前日に焦ってやる傾向があります。もちろんやらないよりはマシなのですが、あくまで勉強する理由が将来のため(受験のため)ということを考えると、宿題のため・テストのためだけの短期記憶では意味がありませんので、普段から勉強する癖・見直す癖をつけさせてあげられるようなサポート(定期的に勉強するよう計画を立ててくれ、共に勉強してくれるサポート)が必要になってきます

よってこのタイプの子は、わからないところや新たに学ぶべきポイントの教授の他、既に学んだことの復習(演習)を授業内で共にやってあげることが必要になってきますので、週1回1.5時間の授業では少し心許なくなってしまいます。よって、週1回2時間の授業か1.5時間の授業を週2回行うのが理想です

勉強する習慣が全く身についていない子

勉強する習慣が全く身についていない子というのは、言われてもやらない、宿題もやらない、テスト勉強もしない、というタイプの子のことです。このタイプの子の場合、成績を上げてあげるにはまずは勉強する習慣をつけてあげなくてはなんともならないのが現状です。しかし、勉強の習慣をつけさせてあげるにはものすごい時間が必要になってきてしまいます。

よって、このタイプの子は週1回1.5時間の授業では全く足りません2時間授業が週2回、またはそれ以上が適切な回数と時間と言えます

まとめ

今回は簡単に「家庭教師の適切な回数と時間」をご紹介しましたが、これはあくまで一例ですので、参考程度に留めておいてくださいね。また、教わる教科も英語1教科に絞ってご紹介しましたが、ここに他教科も含めるとさらに必要な回数や時間も変わってくるのが現実ですので、しっかりとご家庭で検討されることをお勧めいたします。

それでは、今回はこれにて!:-)