単語を勉強するだけでは長文は読めるようにはならない

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こんにちは、家庭教師のムラカミです;-)

気付けばコロナの影響でグッと短くなっていた夏休みも終わってしまいました…。そして、暦の上ではもう秋ですね、早く過ごし易い気候になって欲しいものです。

みなさんもコロナだけではなく、熱中症にも十分お気をつけくださいねm(__)m

それでは本題へ!今日は今ぐらいの時期に多くの受験生が悩んでいるであろう長文の勉強法について書いていきたいと思います。長文で悩んでいる方はぜひ読んでいってくださいね;-)

単語を極める≠長文が読める

さぁ、最初は単語について。みなさん、長文が読めないとつい「単語をもっと勉強すればもっとスラスラ読めるようになるはず!」「だからもっと単語の勉強に集中しなきゃ!」とか思っていませんか?

この考えは100%の間違いではないのですが、半分間違いです。長文というのは単語だけを勉強しても絶対に読めるようにはなりません。なぜでしょう?

それは単語にだけ集中して勉強をしても、長文を見たときにただの単語の羅列に見えてしまうからです。つまり、長文が読めるようになることにとって、語彙力があるというのはあくまで読めるようになるための一つの手段に過ぎないということです!

これを肝に銘じておかないと、いつまで経っても長文は読めるようにはなりません。では、単語の勉強ばかりする人に追い討ちをかけるように、二つ目に覚えておいて欲しいこと書きます。それは

 

 

受験で出るかもしれない単語を全て把握するなんてほぼ不可能

だということです。もちろん可能な限り語彙を増やすことは出来るかもしれません。しかし、それでも受験単語を完璧に把握することなんて不可能なのです。「じゃあ、知らない単語が出てきたらどう対応すればいいの?」という疑問が出てきますよね?知らない単語に対応するためには前後の文脈から知らない単語の意味を推測すればいいんです。

 

「文脈的にここはこう書いてあるから、この知らない単語の意味はだいたいこういう意味だろうな」

 

それくらいでいいんです。それくらい大まかに意味が捉えられれば、問題に答えることは容易だからです。

では、その推測する力を身に付けるためにはどうすればいいのか、それは長文を読めるようになるための他のステップを踏めばいいわけです。

やっぱり文法はとっても重要

長文を読めるようになるための他のステップ。それは、やっぱり文法をちゃんと勉強するということです。

共通テストになり、文法問題が廃止され、問題が長文ばかりになるので文法の勉強が疎かになっていた人は要注意です。なぜなら、長文というのは単語の羅列ではありますが、ちゃんと文法という法則に則って並べられているからです。

法則を知らずしてその単語の羅列をスラスラ読めるようになることはありませんからね。共通テストの内容に気を取られて文法の勉強が疎かになっていた人は要注意!長文を読めるようになるたためにも文法をちゃんと勉強するよう心掛けましょう!

英文解釈も大事

そして長文が読めるようになるためのもう一つの大事な力は英文解釈の力です。英文解釈と書くと難しく聞こえるかもしれませんが、要するに S V O C M など文の要素に分ける作業のことです。これこそみなさんが英語の勉強を初めた中学生の時に一番嫌いだった分野ではないでしょうか?

しかし、この英文解釈が出来る出来ないが長文を読める読めないに大きく関わってくるのです。とはいえ、全ての文を S V O C M に分けながら読むというのは慣れていないうちは余りにも時間がかかるのでオススメはしません。しかし、せめて自分が難しいと感じた文に出会ったら立ち止まって、どこまでが主語でどこまでが目的語or補語なのかは最低限把握できるようにしておきましょう

これを意識しながら読むだけでも長文の意味を以前より捉えながら読むことが出来るようになりますよ!そして、前述しましたが、この文法と英文解釈の力がしっかりと付いていれば、たとえ知らない単語に出会ったとしても前後の文脈からその単語の意味が推測できるようになる、というわけなのです!

まとめ

ここまで読んで頂ければ、単語だけが長文を読めるようになるための手段ではないということがお分かりいただけたのではないでしょうか。もちろん単語も大事。でも文法も解釈も大事なんです。共通テストの内容に気を取られすぎてどちらかがおざなりになってしまっていましたら、ぜひこの機会に勉強法を見直してみるのはいかがでしょうか?
では、この単語・文法・英文解釈の力をどうやってつけていけばいいのか、というお話はまた別の機会にいたしまして、今回はこの辺で失礼いたします。大変な時期ですが、勉強頑張って下さいね!:)