みなさんこんにちは、家庭教師のムラカミです:-) 新年も明けて本格的に寒くなるかなぁと思っていましたが、そんなこともなく(?)比較的温暖な日が続いていますね!とはいえ、皆様も風邪など召されませんようお気をつけくださいませ:)
さて、新年一発目のブログは『要約』について書いていこうと思っております!新しい英検でも要約問題が採用され、また大学受験においても今後要約問題の出題が増えるとされています。では、どのように要約問題に対処していけばよいのか見ていきましょう!
要約とは
要約とは、とある文章の要となる内容を過不足なく自分の言葉で言い表すことを言います。
これって簡単なように聞こえて、実はとても難しいんですよね。。何が難しいって、要となる文章とはつまり筆者が言いたいことなので、その主張を確実に捉えなくてはならない(見逃してはならない)、という点で非常に難しいんです。
では、どうやってその難しい要約問題に立ち向かっていけばいいのかもう少し詳しく見ていきましょう!
要約問題のポイント
要約が難しいのは確かなのですが、ちゃんとポイントを押さえれば、手が付けられないものではありません。以下は英検の要約問題を軸に話を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたしいます。
各パラグラフの主張を捉える
英検の要約問題では各パラグラフに必ず1つ以上の主張(重要なこと)が書かれています。時には3つほど書かれていることもあります。なので、各パラグラフには必ず主張がある、と肝に銘じて問題に取り掛かることが第一ステップとなります。
論理展開を捉える
では、どの文章が主張であるのかを捉えるにはどうすればよいかというと、英語ではディスコースマーカーを頼りにすることが論理展開を捉える大きなステップとなります。ディスコースマーカーとは, but, so, because, however, moreover など、それらの語の後にはどんな文章が来るかを教えてくれる語のことを言います。これらの語の使い方をしっかりと理解していると、「今は譲歩の部分だな、つまりこのあと主張が来るな」など、文章の核となる部分はどこなのかが分かるようになってきます。
つまり論理展開を捉えるためにも、ディスコースマーカーの使い方を勉強しておくと、要約問題をクリアしやすくなるということです!
パラフレーズで言い換える
実は要約問題にはもう一つ重要なポイントがありまして、それがパラフレーズするということなんです。パラフレーズってあまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、簡単にいうと自分の言葉で言い直すということです。
本文の英文をそのまま使っていてはダメだよということです。単に本文の単語を同じ意味の単語に置き換えるのもありなのですが、他にも本文の具体的な文章を抽象化して表したり、長い本文を短い同意文で言い換えたりなどもあります。パラフレーズするにも慣れが必要ですので、いろんな問題に触れて自分の表現を増やす努力をすることが大切になってきます。
要約問題の型を知る
これは英検に限ってのことなのですが、要約問題の形にはパターンがあります。今後変わってくるかもしれないのですが、今のところ
- 第1パラグラフ=1番の主張
- 第2パラグラフ=メリット
- 第3パラグラフ=デメリット
となっています。こういった型の文章で出題されるんだな、ということも予め知っておいてくださいね。
要約問題の勉強法
ここまでは要約問題のポイントを押さえてきましたが、ここからは勉強法について少しだけ述べて今回のブログの最後としたいと思います。
過去問に取り組む
やはり過去問に勝る問題はないでしょうね💦どのような問題が出て、どのくらいのレベルの文章なのかを知っておくことは大切です。また、要約問題に限らず長文の問題を自分で要約してももちろん勉強になるのですが、自分の要約がうまく出来ているか確かめるためにも、文章の要旨が載っている過去問はいい教材になるということも知っておきたいところです。
要約問題集に取り組む
まだそんなに英検の要約問題集は出ていないのですが、やはり問題集に取り組むのも一つの手です。オススメは「英検合格のための要約問題予想問題集」です。いろんなサンプル解答が載っていますし、添削の仕方も載っていて自分の添削を得点化しやすいという点でもオススメです。
また、どの問題をやろうとも最終的には英語の先生に添削してもらうことをオススメします。やはり自分一人の力では要約に点数を付けるのはなかなか難しいと思うので。
ディスコースマーカーに注意して長文を読む
先ほどにも出てきましたディスコースマーカーに注意しながら長文を読むことも要約問題が得意になるためのステップとなります。また、ディスコースマーカーに注意しながら読むことで要約問題だけでなく、読解においても理解度が段違いに変わってきますのでこの勉強法もかなりオススメです。
まとめ
ということで長らく要約について書かせていただきましたが、上記のポイントを押さえながら勉強して、そして実践してもらえれば要約は無理な問題ではありません。ぜひ要約問題にも慣れてもらい、そして英検にもチャレンジしてもらえたら嬉しく思います!それでは終わりにします!See ya!!