英検1級合格!合格までの道のり/行った対策

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こんにちは、家庭教師のムラカミです:-)この度、や~っと英検1級に合格することができましたー!!

いやぁ、結局合格するまでに2次を3回受験するはめになってしまいました…(;’∀’)やはりこの英検1級2次というのは私にとってはとても難しかったです…。

と、いうことで試験当日の様子から合格までの険しい(?)道のりと、これくらいの対策をしておけばギリギリ合格出来るよ!という勉強の仕方を紹介していきたいと思います。それではLet’s ら goー!!

試験当日の様子をストーリー形式で(とばしてもらってもOK)

3回目ともなると正直試験当日は落ち着いていました。というよりも開き直っていました(笑)

「これでだめならまた1次からやり直したらいいんだ、だからとりあえずスピーチは止まることなく喋り続けよう!」⇐なぜこう思ったのかは以前の記事を読んでみて下さい(;’∀’)

英検1級2次での失敗を語る(時事が苦手だとやはり不可能なのか?!)

本当に細かいこと抜きにこのことばかり頭に入れて試験当日も順番を待っていました。そしてついに順番が回ってきました。面接官の外人の方はちょっと不愛想、日本人の方はニコニコしていました。そしてお待ちかね、ドキドキしながらトピックカードをめくります!

オロオロ(゚ロ゚;))((;゚ロ゚)オロオロ

オロオロ(゚ロ゚;))((;゚ロ゚)オロオロ

パラッ…。


「あっ、一個だけピンとくる!」⇐あくまでピンと来ただけ。この時点で2個の理由などは思いついておりません…。

そして2個目の理由を明確に思いついていないままスピーチスタート。受験1回目、2回目ともに理由が思いついていなかったがために変な間を作ってしまうというミスを経験していたためとにかく喋り続けました。喋りながらも「あぁ、2個目の理由おかしなこと言ってるわ~、でも止まるよりマシだろ、喋り続けたれ!!」マインドで初めてスピーチを止まることなく完走しきりました!そして、完走したことに満足していたため「この後の質疑応答はなんとかなるだろ」とさえ感じていました。

しかし、ここで問題が発生…。まさかのニッコニコな日本人面接官が2個目の理由の矛盾点を立て続けに責めてきたのです…。1つの質問になんとか答えても更に矛盾点を追及してきます…。正直、この質問をされている時「いや、あれは苦し紛れでも頑張ってスピーチしたのわかるでしょ?そこをなぜつついていじめる?」なんて半分いらだちを覚えながらも、必死でごまかし(?)ながら質問に答えていました。逆にあまりに矛盾点をついてくるので、この時点で質疑応答の時間がかなり押しており、外人の面接官の方の質問時間が短くなる事態が発生。かわいそうに思ったのか正直答えやすそうな質問をしてくれました(笑)

と、いうことで面接が終わった時点で1回目、2回目と比べると少しは可能性はあるかな?というような気持ちを抱きながら岐路についたわけです。とはいえ、精魂尽きたのか電車の乗り換えを2回も間違え、片道30分で帰れるところを1時間半もかけてしまいました…。

そして、運命の合否発表の時間。何回も閲覧するボタンを押すのをためらいながらも、勢いで「いったれーーー!」の気持ちと共にポチっとボタンを押すと、なんと合格してるではありませんか!(めちゃくちゃギリギリですが(;’∀’))

そしてこの合格という文字を見た瞬間、全てが報われた気がして、ものすごく気が抜けてしまったのを覚えています。とにかくこれにて、私の1級挑戦物語がようやく終わりを告げたのです!!よく頑張りました!!

さて、長々とストーリー形式の合格物語を読んでいただきまして誠にありがとうございました(;・∀・)次からは今回の結果を真面目に見直していきますのでどうかご容赦下さいませ。

2次スコアをお見せしながら振り返り

全然自慢できる点数ではないのですが、今回の私の点数をお見せしながら振り返って参りたいと思います。

それぞれの配点に対しての所感

SHORT SPEECH

先ほども書きましたが、こちらは2個目の理由がほぼ思いついていない状態でのスタートでしたが、とにかく「いったれー」精神の元、制限時間いっぱいまで走り切りました。1つ目の理由はトピックに合っていたと思いますが、2個目の理由はトピックからは正直外れていました。それを考慮した上で6点というのは、たとえトピックからずれていたとしても最後まで喋り切れれば最低6点はもらえるという良い指標になるのではないかと思います。

INTERRACTION

こちらは日本人の面接官にさんざん可愛がられましたが(笑)、“止まる”ということは一切ありませんでした。スピーチでの矛盾点を思いっきり突かれましたが、「それでも私はこう思っているのです!」という姿勢を貫きました。外人の面接官の方の質問には無難に答えることが出来たと思います。ただ、全体を通してやはりスピーチで矛盾したことを言ったのを自分でもわかっているせいか、(これ以上ぼろが出ないように)受け答えに使った文章が比較的短かったように感じます。以上を考慮すると、止まることは無かったとはいえ、受け答えに使っていた文章のレベルが低かったことがこの6点という結果になったのかもしれません。

GRAMMER AND VOCABULARY

間違えてしまったら元も子もないので、特に難しい文法や単語は使っていないと思います。2次対策本の例文に載っていた難しめの単語を数個使用したかな、という程度です。文法に関しては中学文法に毛が生えた程度の文法しか使っていないと思います。よって、難しい単語や文法を使うよりも、よりスムーズにコミュニケーションをとることの方が重視されているように思います

PRONOUNCIATION

発音は2回目の結果が1回目のときより落ちてしまったため、よりクリアに発音しようと心掛けました。また、対策本の音声を使った音読や中高校生単語なども不安な単語があれば音声を用いて確認したりという対策は取りました。自分自身を客観的にみて、英語を普段勉強している人の中でもほんの少し発音は出来る方かなぁ程度の実力で8点という結果です。参考にしてみてください。

全体として

SPEECHとINTERRACTIONは今までとは違い最後まで走り切ることが出来たので、(内容が悪くても)正直7点くらいは取れると思っていましたが、両方とも6点で採点の厳しさを実感。代わりにGRAMMERとPRONOUNCIATIONは客観的に普通レベルだと自分では感じているのに、両方とも8点というのは意外なところ。こちらこそスピーチを最後まで走り切ったからこその点数なのでしょうか?

3回目の2次受験に向けて対策したこと

では、次は私が3回目に向けて行った対策について書いていきたいと思います。

1級に挑戦している方はいろんな難しさを感じていることと思いますが、私の今までの2次不合格の主な原因は、社会問題に疎いということでした。だからこそスピーチの最中に思考が停止してしまい、英語が口から出てこないという事態に陥っていました。なので、社会問題についての知識を付けることが私の行った主な対策となります。

しかし、私にとって社会問題の知識を得る以上に難しいものはありませんでした。。。普段読み込まない新聞のページを読み込んだり、社会問題が英語で列挙されているウェブページを読み込んだりなど、確かに方法はあるといえばあるのですが正直そこまでのことをしている時間はないですしね…。この悩みは多くの1級受験者が抱えていることと思います。

では、実際どうやって私が3回目の受験に向けて対策したかというと、ただ2次用対策本に書かれている意見を取り込んだだけだったりします。

しかし、ここで重要なのは例文を暗記したわけではない、ということ。あくまで書かれている賛成意見・反対意見を自分なりにかみ砕いて理解に努めたということ。そして、とあるトピックに対する意見というのは他のトピックに対しての意見として使える場合が多いということを念頭に理解に努めました

ときどきやってしまいがちなミス(私も1回目の2次受験対策の時にやりました…)が、例文を暗記してしまおうとすること。いやいや、これ絶対無理ですよね…。そもそも書かれている例文の質が高すぎるし、自分ならそんな細かなこと絶対突発的に表現できないよ、ということが書かれていますからね(;’∀’)

正直私のスピーチに使った単語・文法は中高生レベルに毛が生えた程度だと思いますが、それで実際受かっていますので、合格することだけが目的ならば文法や単語に気を遣うのではなく、いかに社会問題に対する知識を身に付けるかが、合否を分けるポイントなのではないかというのが私の最終意見です。

ちなみにこの対策本の意見をかみ砕いて自分の意見の糧とする対策は試験の1週間前まで行いました。そして1週間前からスピーチの時間を気にして自分なりの英語で表現するという練習に切り替えました。ここら辺のスケジュールは人によって変わってくると思いますが、1級に挑戦する人はもともと英語能力が高い(大抵のことは喋れる)と思いますので、これくらいで十分かなと思います。

まとめ

ということで、ギリギリ合格でも構わないというのであれば、2次まで進んだ人ならば大抵のことは英語でおしゃべり出来るはずなので、対策として一番重きを置くべきなのは、さまざまなトピックに対して自分の意見を持っておくことに尽きると思います。対策本を読んで意見を持ったつもり、で終わるのではなく実際に理解して自分の意見をしっかりと持つことが重要なのだと私は思います。

さて、長きに渡り英検1級と格闘してきましたが、これにて英検との闘いは一時幕を下ろしたいと思います。中高と英語が苦手で大学受験でも英語が足をひっぱり、大学も英語を専攻にしていたわけでもない人間でも英検1級に合格することができました!ぜひ、これから英検に挑む人も、勉強を積み重ねていけばいつかはその頂きに合格することが出来ると知ってもらえましたら幸いです。それでは Fin!!