英語は苦手!でも南山に行きたい!どう対策する?独自目線で入試を分析してみた件(高校1・2年生向け)※追記あり

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東海3県に住んでいる学生にはかなり人気のある超名門校、南山大学。今回はその南山大学の入試問題を、英語が苦手な人はどう対策していったらいいのか、という目線で分析・考察してみました。今現在英語が苦手だが、南山にどうしても行きたいor行かせたい、と思っている高校1・2年生の方やそのご両親には一見の価値ありの記事となっています。ぜひご一読ください。

南山の英語試験難易度は?

まずは南山の※1英語入試問題を※2私を基準として※3分析してみた。百聞は一見に如かず、まずはグラフを見て下さい。

※1:学部により問題数は異なってくるが、今回の分析には2017年度の総合政策学部の過去問を使用した。よってリスニング問題の分析は今回は除いている。
※2:基準となる私の英語に関するスペックはこちらをご参照ください。
※3:今回は問題全体を難易度別に分けた。大問毎の難易度分布は別記事追記にて示すものとする。
【追記】大問毎の難易度分布グラフはこちら

南山問題難易度分布

どうでしょうか?問題の構成としては文法・長文読解・語彙・読解&文法満遍なくReadingの知識が問われている。その構成でこの難易度の分布である。私個人の意見としては難度はそれほど高くはないのだが、現役生からしたらそうそう簡単に受かる大学ではないということを再認識していただけたのではないでしょうか?

では、次は更にわかりやすくするために上記のグラフを英語が苦手な人目線のグラフに変えてみましょう。

英語が苦手な人には南山の入試問題はこう写る!

英語が苦手な人目線の難易度分布

どうでしょうか?当たり前の話ですが、英語が苦手な人にとっては上記のグラフのように難度が抜群に高い問題ばかりに感じると思います。そして元々英語が得意な人なんてそうそう居ないわけですから、こちらのグラフの方が現実味のあるグラフになると思います。そう考えるとやはり南山はかなり難しい大学ということになりますよね。

じゃあ、その英語が苦手な人は、入試の難度がとりわけ高く感じる南山大学に対して、これからどう対策していったらいいのか。今回の記事は高校1・2年生向けの記事なので、その対策に関しても学校の教科書・教材(ワークブック)・単語帳で入試に対する知識は養えるのかどうか、という一風変わった視点から分析していきたいと思います。

学校の教科書・教材・単語帳で南山の入試に対応する力はつくのか?

「南山 合格」と検索するとよくネットで目にするのは

「この(市販のor塾専用の)問題集or単語帳を完璧にしておけば南山対策は大丈夫!」

という情報。確かにその通りなのですが、それじゃあそもそも学校の授業は意味無いの?というような疑問が湧いてきませんか?

というわけで、ここでは学校で取り扱う教科書・教材(ワークブック)・単語帳で南山の入試に対応する力が付けれるかどうか。また、問題点について私目線で考察してみました。※偏差値50程度の学校を想定するものとする

英表の教科書&ワークブックで入試の文法問題に対応できるのか

答え:出来ることは出来る。

 

問題点:演習するための問題数が圧倒的に少ないのが難点。ほとんどの学生はワークブックをコピーなどはせずにそのまま書き込んでいるのでやりっ放しになってしまう。その為、やはり入試に対応出来る力をつけるためには、教材をコピーしてやり直し出来るようにしたり、+αで市販の問題集などをやり込む必要がある

コミュ英の教科書&ワークブックで入試の長文問題に対応できるのか

答え:出来ることは出来る。

 

問題点:こちらも長文のレベル的には教科書と南山入試の長文の難易度はそれほど差はないものの、学校では1つの長文を何週もかけて勉強するが、入試には精読する力に加えて速読する力も絶対的に必要となってくる。よって、やはり別途長文が沢山載っている問題集を用意し、速読・精読を特訓する必要がある

学校指定の単語帳で入試の語彙問題に対応できるのか

答え:十分できる。

 

問題点:こちらは入試に出てくる単語のレベルなら学校指定の単語帳で十分に対応できると思われる。だが、ほとんどの学生は学校の単語テスト1回限りの知識として学習を終わっていることが予想されるため、自分で何回も繰り返し学習する必要がある

学校指定の教科書・ワークブック・単語帳で入試に対応出来るか否かのまとめ

上記で述べたようにレベル的にはどの分野に関しても教科書等で一応、南山の入試レベルに対応出来るというのが私の結論です。ですが、やはり文法の問題数・長文の掲載数が少ないなどの問題点がかなりの難点であるので、これらの問題点を解決するために何回も解き直し・読み直し・書き込みをして頭に知識を定着させることが出来るよう、それぞれのワークや教科書等をコピーしておくなどの工夫が必要。また、長文の特訓のために+αで一定量の問題集を買う必要はありそうである。

ですが重要なことは、一定の問題集が必要なものの、しっかりやり込めば学校指定の教科書やワークブックでもちゃんと南山の入試に対応する力は養うことが出来る、ということである。あとはその力を高校1・2年生時にどうやって付けていくのかを考えれば良い。

南山の入試に向けてどう勉強していくか(高校1・2年生向け)

今回の考察を読んでもらうと、確かに英語が苦手な人からしたら、それ相応に南山の難易度は高いのかもしれない。しかし(教科書やワークブックのレベルと比較してみても)、決して浮世離れした難易度なわけではなく、高校1・2年生のうちからしっかりと、教科書やワークで勉強して(コピーや問題集を使って勉強して)いけば、合格する力は十分に付けれるということはわかってもらえたのではないでしょうか?

あとはその勉強のペースを管理し、時にはペースアップ&ダウンさせたり、定期的にちゃんと知識が定着しているかを確認してくれるサポーター(塾や家庭教師)を使って勉強していけば、今現在英語が苦手であろうが十分に南山の合格は狙えるのである

大学合格

もちろん一人で全部出来るならそれに越したことはない!!

そして英語が苦手だが、南山に行きたいor行かせたい人は受験生になる前にきちんと基礎が定着するよう、学校の勉強も決して怠らない!怠らせない!という心持ちもとても重要になってくることをわかって頂けたら幸いである。

【追記】大問毎の難易度もグラフ化してみた

大問1の難易度グラフ
大問2の難易度グラフ
大問3の難易度グラフ
大問5の難易度グラフ
大問6の難易度グラフ

追記という形で各大問毎の難易度もグラフ化してみました。2017年度のみの分析なので一概に言えるものではありませんが、大問1と大問5で正答率に差が開きそうな印象ですね。逆を言えばここで正解できれば合格に一歩近づけるかも?ということも言えるかもしれません。

対策を練る上での一つの指標くらいにはなると思います。ご参考までに。

まとめ

今回は私の地元、名古屋にある英語が難しいと有名な大学、南山大学を例にとってみましたが、ほとんどの大学でも十分学校の教科書・ワークブックレベルで入試に対応出来るのが現実です

なので、英語が苦手で入試なんか無理!なんて思っている人がいたら、この記事をきっかけにぜひ諦めずに志望校を目指して頑張ってほしい!

頑張れ!新時代の受験生!!

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