今から始める英語入試対策(愛知県公立高校編)

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こんにちは、家庭教師のムラカミです:-)

愛知県にもまたもや緊急事態宣言…。そして新学期初めは午前授業のみ(とはいえ集団授業は怖い…)。日本はいったいどうなってしまうのでしょうか…( ;∀;)

と、悲しくなってしまうところなのですが、話は変わりまして本日は公立高校英語入試について書いていきたいと思います。なんか英語に不安あるけど、何の対策も講じていない方、動き始めているけれども具体的に何をしていったらいいか分からない方、ぜひこの機会に動き始めてくださいね:-)

公立高校英語入試の内容は?

さて、中学2年生の方や中学1年生の方の中にはいったいどんな内容が入試に出るかまだご存知ない方もいらっしゃると思いますので、簡単にご紹介。

愛知県公立高校英語入試はリスニングと筆記の2種類から構成されています

★リスニング★
第1問:会話文に対する内容一致
第2問:モノローグ(説明文)に対する内容一致

★筆記★
第1問:自由・条件英作文
第2問:適語補充
第3問:長文読解
第4問:会話文読解

こんな感じです。どうでしょうか?字面だけ見ても分からないかもしれませんが、実際に中学生が解いてみると「難しい!」といった内容になっています。
それでは実際にどれくらい難しいのかを次の章で見ていきましょう!

出題される英文はどれくらいの難易度なのか?

入試で出題される長文はどのくらいの難易度なのでしょうか?

簡単な指標として今回は使われている語彙数で比べてみたいと思います。入試の第3問で使われる語彙数は約450語でした。これってどれくらいの語彙数なのでしょうか?

一般的なニューホライズンなどの教科書では1Lessonあたり約250語です。(Read and thinkのみ)

だいぶ違いますよね?それくらいの文量を入試では時間内に、それも大問2つ分(第4問は約250語)も解かなくてはなりません。

相当厳しい内容だとは思いませんか?そしてこれは語彙数のみで比べていますが、もちろん内容にいたっては中3最後の教科書内容(文法レベル)くらいの難度で構成されています。つまり、今現在中学2年生であり、教科書を読むのにすごく時間が掛かってしまっている子は今からでも対策をしていかないと到底受験には追い付かないということです。厳しいですよね…。これで高校入試の難易度を簡単ではありますが、分かってもらえましたでしょうか?

では、受験に差し当たり具体的にどのように対策をしていけばよいのかを次の章から見ていきましょう!

まずは英語の基本、入試に必要な単語について知っておこう!

当たり前ですが、単語を知らずして英語を勉強することは出来ません。では、どのくらいの単語を受験時までに覚えておくことが理想なのでしょうか?

実は「学習指導要領」が改訂され、中学生の間に学ぶ単語数が大幅に増加しました。従来は1200語程度を3年間で学ぶよう設定されていたのですが、現在はなんと…

1600~1800語程度 にまで増幅してしまったのです!

中学3年間で約1800語…。単純計算しても1年で600語は覚えなくてはならない。みなさん、今まで習ってきた単語ちゃんと覚えていますか?覚えていないのであれば、これだけの量の単語を受験の直前だけで覚えることが可能ですか?

直前だけでは無理ですよね?そして、みなさんご存知の通り単語の暗記(知識の定着)にはそれ相応の時間が掛かります。と、いうことは中学1・2年生の時からちゃんと単語の学習をしていくことが必要不可欠というわけです。今までテスト前だけ単語を覚えるような勉強をしていた人は今からでもちゃんと単語の勉強を始めることをお勧めいたします。

文法はもちろん大事。日頃から整理しておこう。

では、単語だけ覚えていれば入試は突破できるのか。いいえ、出来ません。入試では条件・自由英作文や並び替え、語句の適切な形への変換などが出題されますが、これらは文法の知識なくしては答えることは出来ません

また第3問・第4問ともに文章を把握する能力が不可欠ですが、文章を正しく把握するためにも文法的知識は絶対に欠かすことは出来ません。

よって、文法の勉強も入試を突破するためには欠かすことは出来ないのです。単語ほどではありませんがこちらも一朝一夕ですべてを覚えること、使えるようになることは不可能です。日頃から、どの場面でどの文法を使用するのかということを意識しながら、問題集などで演習を積み重ね、使いこなせるようにしていきましょう!

まずは英語長文を読む癖をつける。しかし、難しすぎるものは読まないこと。

合否の分かれ目と言っても過言ではない第3問・第4問。いわゆる長文問題ですが、9割がたの学生さんは長文が嫌いです。なぜなら、長いから、途中で意味が分からなくなるからなど。これら長文への苦手意識を克服するためにはやはり日頃から多くの英文に触れていくしかありません。しかし、学校では何回かに分けてようやく1Lessonをこなすという授業。これではいつまで経っても英文に対する慣れを習得することは出来ません。

となるとやはり自主的に英文に触れる勉強をしていき、英文に慣れていくことが合格への最短ルートとなるわなのです。しかし、ここで注意点が!決して難しすぎる英文を読もうとはしないこと。まずは簡単な英文から・自分のレベルにあった英文を読むことから始めていきましょう!本屋さんに行けば沢山長文問題集が並んでいます。ぜひ、一度手に取って自分にはどの問題集があっているか確認しておきましょう。

リスニング対策をしてライバルに差をつける!

高校入試にだけ関して言えばそこまでなのですが、リスニングは近年非常に重要視されてきています。にも関わらず、リスニング対策をきっちり行っている中学生はあまりいません。

言い換えれば、リスニング対策をきっちりとしていけば、ライバルたちに差をつけることが可能というわけです!とはいえ、リスニング対策は何をしたらいいのか分からないという人も多いのが現状ですよね?

リスニング対策はまずは音読から始めてみましょう!そして、CDに合わせて本文を見ながらシャドーイング(音読)、次は本文を見ずにシャドーイングといった順番で取り組んでいくと非常に効果的です。詳しくはこちらのブログのリスニング対策のところにも書いてありますので、ぜひご覧になってくださいね:-)

今回は公立高校入試についてさらっと書くつもりがいつものごとく長くなってしまいました(;・∀・)とにもかくにもみなさんのお役に少しでも立てれば幸いです。それでは!

リスニング対策もしっかりと行ってライバルたちに差をつけよう!

まとめ

以上が高校入試の内容と、いつからどのように対策を始めていけばいいのか、ということになります。今まであまり考えていなかった人も、考えてはいたけれどもふわふわしながらやっていた人も決意を新たにぜひ早めに入試対策を始めて下さいね!