家庭教師の適切な回数と時間-part2-

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今回は前にも少し書きましたが、『適切な家庭教師の回数と時間』というものをもう一度書いておこうと思います。

週一回で複数(3つ以上の)教科を学ぶのはほぼ無理

教育費というのはバカにならない程高いですよね?そして、どうせなら安い値段で何教科も面倒をみてほしい気持ちはよくわかります。

ですが、現実的に考えましょう。例えば週一回120分の授業で3教科教えてもらおうと思ったら1教科あたり40分しか時間はありません。

そして、大人でも120分ずーっと集中してすべてを吸収できるような人はそうそういません。つまり実質1教科35分程度の授業を受けることになります。

そして35分の授業で何が出来るでしょう?その週に学校で習った単元の復習、と言いますか、ちゃんと理解しているかどうかの確認におよそ15分。ここから演習をさせておよそ15分。これで終わりです。

15分の演習なんて基礎問題で終わってしまいます。もしくは標準問題に入ったかな?程度のところでタイムオーバーです。

どうですかね?これって意味ありますか?ほとんど意味ありませんよね?

まして授業時間が90分だったりしたら…。もうお分かりですよね…?

もちろん、「それでもいい」というご家庭もいらっしゃることと思います。その場合はいいでしょうが、家庭教師を雇う大きな理由の一つには「成績を上げてほしい」というものがあると思います。

この目的の場合に至っては前述した通り週一回の授業で複数教科を受けるというのはあまり意味を成さないということを分かっていただければと思います。

そして週一回120分の授業で2教科の場合、これでギリギリ成績を上げられるかな?という感じだということも分かっていただければと思います。

上記は一般論、もちろん例外はある

お子さんが非常に真面目でその日行った授業の復習、また習った単元の演習問題を確実にこなせる、という場合に限っては週一回複数教科の授業でも十分に成績は伸びることと思います。

また、先ほども少し書きましたがとりあえず少しでも勉強する時間を持ってほしい、のような場合においては、まずは一握りでも勉強する時間を持たせることが重要です。よって、こちらの場合も意味はあると言えるでしょう。

自分の子供にあった学習環境を

私の経験上「とりあえず勉強する時間を持ってほしい」から家庭教師を頼む、というご家庭は少数です。

やはり個別で子供を見てほしいくらいですから、成績の向上を望んでいるご家庭がほとんどだと思います。

だからこそ、家庭教師先を選ぶときには要考慮を。自分の子供の普段の勉強スタイル、性格を考慮して実際どれくらい家庭教師の先生に来てもらう必要があるのか知っておくことが重要です。

「何教科受けても値段は一緒」、「1ヶ月間授業料無料」などいろんな広告が溢れていますよね。もちろん嘘はないはずです。しかし、あれよあれよという間に授業時間を増やしていったり、回数を増やしていったりして、本来そこまでかける必要のなかった費用までかけてしまわぬようご注意を。

まとめ

インターネットが普及していろんなことが簡単に調べられる時代になりましたが、どれが真実で価値ある情報なのかを見極めるのは自分次第です。

今回のこの記事が悩んでいる方がの一助になれば幸いです。

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