家庭教師の相場|大手と個人はどちらがお得?

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いつの時代も子供の教育には頭を悩ませるもの。塾に行かせるべきか、通信教育にするべきか、はたまた家庭教師を頼むのか。

今回はその中でも家庭教師にスポットを当て、皆さんが一番気になるであろう家庭教師の相場についてのお話をしていきたいと思います。今現在どうしようか悩まれている方はこの記事を参考にしてみてくださいね。

また、みなさんがあまり知らない個人契約の家庭教師の先生(業者を通さずに個人でやられている家庭教師の先生)のお話も出てきますのでこちらもぜひ参考にしてください。また、相場だけでなく家庭教師を選ぶ際のポイントなども書いてありますよ。

大手の家庭教師業者の相場

大手といっても『家庭教師』で検索するとものすごい数の業者さんが出てくるので今回は私の住んでいる”名古屋”に的を絞り、『名古屋 家庭教師』で検索してみました。それでもたくさんあるので(笑)、上位10件の大手の家庭教師業者さんを参考にさせていだたきました。また、家庭教師を頼もうか検討することが多いであろう中学3年生、高校3年生に学年も絞り、授業時間も1回1.5時間で計算しています

※地域によって価格の相場は異なるので他の地域の方はあくまで参考程度にご覧ください。あくまで平均ですので価格を保証するものではありませんのであしからず。

 

◆中学3年生で1.5時間授業を月4回実施した場合の平均授業料

¥24,746-

 

◆高校3年生で1.5時間授業を月4回実施した場合の平均授業料

¥27,060-

 

と、いう結果になりました。この価格を安いと思うか高いと思うかは各ご家庭により違うと思いますが、私個人の意見としては「少し高いかな?」という意見です。なぜ…??それはこれがあくまで授業料だからです。大手の家庭教師業者さんは授業料の他に入会金・管理費(維持費・サポート費などとも呼ばれる)・交通費もかかるからです。ちなみに平均的なお値段はこんな感じ↓↓

 

☆入会金の平均価格(初回のみ):1~3万円
☆管理費の平均価格(1ヶ月):4~6千円
☆交通費の平均価格(1回):4~600円

 

つまり、大手に家庭教師を依頼しようとする場合に月々にかかる費用は入会金は別として

 

『授業料+管理費+交通費』

 

なので、

 

◇中学3年生で1.5時間授業を月4回実施した場合の平均価格

¥31,746-

 

◇高校3年生で1.5時間授業を月4回実施した場合の平均価格

¥34,060-

 

↑これが本当の1ヶ月にかかる費用の平均です。ちなみに他にも教材費や解約費がかかる業者さんもありますのでしっかりと契約内容は読むようにしてくださいね。ここまでご覧になられて改めていかがでしょうか?高いですか?安いですか?

いやいや、また決めるのは早いですよ!冒頭にも書いた通り家庭教師にはご家庭と個人で契約を結び家庭教師をされている方もいらっしゃいます。次はそちらを見ていきましょう!

個人契約の家庭教師の相場

まず、個人契約の家庭教師って何?という人のために説明を↓↓

個人契約の家庭教師とは……家庭教師紹介センターを通さずに個人で掲示板やホームページを使って家庭教師業を営んでいる人のこと

◆今回の相場調査の対象

個人契約で家庭教師をされている方もたくさんいらっしゃいますが、今回は家庭教師を生業とし、且つ自身でホームページを持って活動していらっしゃる方に絞りたいと思います。
※家庭教師掲示板などを通じてご家庭と契約をし家庭教師をしている方は除く

 

↑などと、言いましたが、私がまさにその枠の人間であり、自身で家庭教師業を始めるにあたりいろんな業者さんを参考にしながら価格設定をしておりますので、私を例に用いて授業料等を見ていきたいと思います。

 

◆中学3年生で1.5時間授業を月4回実施した場合の授業料

¥23,600-

 

◆高校3年生で1.5時間授業を月4回実施した場合の授業料

¥26,600-

 

と、なっております。(家庭教師掲示板などで個人契約をしている家庭教師の先生の場合、もっと安くなることもあります。)ここまでは大手の家庭教師業者さんと大差はありませんね。しかし、個人契約の家庭教師はその他の費用で大手との差が出てくることが多いのです。ここも私を例に見ていきましょう。

 

☆入会金:0円
☆維持費:0円
☆交通費の平均価格:4~600円

 

※あくまで私の料金体系を例にとっています。入会金を頂戴している個人契約の家庭教師さんもいらっしゃいます。維持費を頂戴している個人契約の家庭教師さんは聞いたことがありません。

つまり月々にかかるお金は↓↓

 

◇中学3年生で1.5時間授業を月4回実施した場合の平均価格

¥25,600-

 

◇高校3年生で1.5時間授業を月4回実施した場合の平均価格

¥28,600-

POINT!!大手の業者に頼むより、個人契約の家庭教師の先生の方が

 

約6,000円もお得!!

 

という結果に!

 

どうでしょう?大分大手さんとは異なってきましたね(笑)私を例にとっていますが、ほとんどの個人契約の家庭教師さんもこの近辺の価格設定をしているものと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。次は大手と個人契約のそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう!

大手のメリット・デメリット

Advantages(メリット)

 

  • ・利用している人が多い or 名前を知っていることによる安心感
  • ・講師の交代可
  • ・講師の性別選択可
  • ・時間指定可
  • ・複数教科の選択可

Disadvantages(デメリット)

 

  • ・入会金・解約金・維持費・教材費がかかる
  • ・講師の大半が大学生
  • ・ご家庭自ら問い合わせをしない限り本部からのサポートはほぼ無し(定期連絡は有り)
  • ・値段がわかりづらい(~プランなど)

 

こんなところでしょうか。やはり大手さんになりますと講師として登録していらっしゃる方も多いので、ご家庭の意志を尊重しやすい、というところが一番のメリットということですね。

しかし、デメリット欄の費用面は仕方ないとしても講師の大半がアルバイトの大学生であること、そしてサポートと呼べるようなサポートをしてくれることは実は少ないというのが大きなデメリットですね。(←このデメリットは筆者が実際に学生時代に大手の家庭教師業者に登録してアルバイトをしていた経験から書いております。)

それでは今度は個人契約の家庭教師のメリット・デメリットを見ていきましょう!

個人契約の家庭教師のメリット・デメリット

Advantages(メリット)

 

  • ・家庭教師を生業としているその分野のプロが講師である
  • ・サポート体制の厚さ
  • ・明朗会計である
  • ・維持費なし
  • ・入会金・解約金・教材費がかかることが少ない

Disadvantages(デメリット)

 

  • ・個人でやられている方が多いので正直依頼するのは不安
  • ・講師の交代不可
  • ・性別の選択不可
  • ・教科の選択(△)
  • ・時間指定(△)

 

はい、綺麗に大手さんとは逆になりましたね(笑)まぁでもわかりやすいですね(笑)教科の選択が△になっている理由は、個人の先生は一教科専門の先生が多いからです。

もう一つ△になっている時間指定ですが、これは個人契約の家庭教師は個人でやられているので、すでに他に契約済みのご家庭がいる場合、時間の指定が難しくなる、ということです。一人でやられている場合が多いのでもちろんそうなってしまいますね。

それではこれら双方のメリット・デメリットをどう捉えるか、が次に重要になってくると思います。そのためにも次の章ではこれらメリット・デメリットをもう少し深く見ていきたいと思います。それでは行ってみましょう!

双方のメリット・デメリットを考えてみる

双方のメリット・デメリットを見てもらうとだいたい理解できると思いますが、ここではそれでも悩むという方への簡単なアドバイス⇓を書いていきたいと思います。

大手について考察してみる

まず、大手さんに頼みたくなる最大の理由は『名前を聞いたことがあるから』『知人の子供が習っているから』と、いうところではないでしょうか?そうですよね。その方がなんとなく安心感がありますよね。

しかし、よく考えなくてはならないのは講師の大半がアルバイトの大学生であるということ。もしご家庭がお子さまの成績をグン!と伸ばして欲しい!というような要望があるのでしたら、ここでしっかりと考えなくてはなりません。

なかなか、アルバイトの大学生さんにはその要望を叶えることは実力的にも精神的にも難しいと思います。もちろん、ものすごくやる気も実力も兼ね備えた大学生の先生が来る、ということも有り得ますので一概には言えませんけどね;

また、そのような講師の背景がありながら個人契約の講師と比べると料金が高い、ということも念頭に置いておかなければなりません。ただ、自由度は高いです。講師もお子様と合わなかったら交代は可能ですし、性別も選ぶことが出来ます。しかもご家庭がしなくてはならないのは「講師を交代して欲しい」と本部に伝えるだけ。これは本当に便利ですよね。

しかし、また考えなくてはならないのは講師を交代する=新しい講師との関係性をお子様がまた築かなくてはならない、ということ。そして、お子様が受験生である場合、サポート体制の有無も考えなくてはなりません。サポート体制についてはほとんどの場合(ご家庭自ら問い合わせをしない限り)働いていないのが現状です。2,3ヶ月に一回電話が本部からかかってくるくらいです。

ここまでを考慮した上で、大手の家庭教師業者に頼むかどうかを検討するといいと思います。

個人契約の家庭教師の先生について考察してみる

さて、次は個人契約の家庭教師の先生について見ていきましょう。メリットは分かりやすいですよね。やはりその道のプロが教えるわけですし、成績を上げたい!と願うご家庭からしたら相性はいいと思います。そして個人でやっているため、かかる費用が少なくて済む、というのも個人契約の先生方の大きなメリットと言えるでしょう。

しかし、ここからが問題で、そもそも大手さんのように名前をそこまで知られていない先生方が多いため、インターネットを使ってご家庭自ら依頼したい先生を探し、吟味するための手間がかかるということ。また、先生も一人でやられているので交代も性別の選択も不可、だということにも注意。

もしせっかく依頼して来てもらってもお子様との相性が悪く継続不可能になった場合、ご家庭自らまた新たな先生を探さなくてはなりません。なかなか手間ですよね?また個人の先生は一教科専門の先生が多い点も考慮しなければなりません。つまり、複数教科を見て欲しい場合複数人の家庭教師の先生を探さなければなりません。

しかし、裏を返せばそのような手間をかけ、ご家庭またはお子様に相性の良い先生を見つけられれば経済的にも、学習面的にもかなり利は大きいと思います。ここまでを考慮した上で個人契約の家庭教師の先生を探し、依頼するかどうかを考えなくてはなりません。

じゃあ、次に何が疑問になってくるかと言うと、大手の家庭教師業者さんはすぐ調べれるけど、個人契約の家庭教師の先生はどうやって見つけるの?って話ですよね?それはまた次の章に書いていきたいと思います。行ってみましょうー!

個人契約の家庭教師の先生の見つけ方(注意点)

個人契約の家庭教師の先生の見つけ方はインターネットを使うのは言わずもがな、教科に着目しなければなりません。たまにすべての教科お引受けします。と、書かれている方もいらっしゃいますが、ほとんどは先ほど書いたように一教科専門の先生が多いです。

これは当たり前と言えば当たり前で、すべての教科をパーフェクトに教えれる人なんてそうそういないからです。なので、インターネットで調べるときは『地域名 教科 家庭教師』と入れるとその地域で活動していらっしゃる個人の家庭教師の先生を見つけることができますよ。

見つける際の注意点

次にお伝えしたいのはホームページを見る際の注意点⇓です。つまり何に着目しながら見ていけばいいのかをここに書いていきますね。

やはりなんといっても顔写真が付いているか否か。これは非常に重要ですよね。顔写真が出せない、というのは何かしら事情があるのかもしれませんが、本業としてやっていらっしゃる方は必ず顔写真を載せるのが通例です。ぜひ、一つの参考にしてください。

また、後は細かいところで体験授業の有無、値段の明快さ(維持費や教材費についての明記の有無)、経歴なども注意してみると良いと思います。そして、最後になりましたがやはりホームページに書いてあることに共感出来るかどうか。これが一番大事ではないかと思います。

たとえ他がよくても、教育に対する考え方が全く違う人には子供のこと任せたくないですからね。ちゃんと読んで相手を理解できるかどうか確認しましょう。

まとめ

今回は家庭教師を頼む際にかかる費用という観点から、大手と個人契約のメリット・デメリットを見ていきました。どちらを選ぶにせよ、慎重な検討が必要なのは間違いないですね。個人的には個人契約の家庭教師の先生を探されることをお勧めします。←自分がそうだからかな?(笑)

とにかく、お子様に一番合う勉強スタイルを見つけるのには苦労されるでしょうが、この記事が家庭教師選びに迷われているご家庭の一助となれば幸いです。それでは!

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